2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

明け方というには

明け方というにはあまりにも元気な鳥の声。 外を見れば、川が近いためか霧が濃い。 ここに住みあらためて感じるのは、風は夜中も変わらず吹き、 寝静まったあとも緑はざわめき、生き物たちは夜も蠢いている ということだ。 果てしない夜に向きあうようなこわ…

徒然に歩く

ひさしぶりに晴れ、暑いくらいの土曜日。 近所の文化伝承館を訪れたあと、散歩をしながら帰る。 このあたりは木々も多いが、道端や路地に咲く花も多い。 グラハム・ベルは散歩に出るたび、旅に出るたびに ポケットに入れた花の種を撒いて歩いていたらしい。 …

庭についての

ガーデニング−英国式庭園 日本の庭の系譜 −大名庭園 −江戸期までの庭園 −エンターテインメントとしての庭 それ以外の、庶民にとっての“庭”は? −ヒントがここに 植物とのかかわり方は? →そのエッセンスは活かせる英国式でもない、大名庭園でもない“庭” 室礼…

夜のはじまり

一日でもっとも好きな時間はいつですか。 もう何年も前からその応えは決まっていて、 ちゃんと用意してある。 それは夜のはじまりの刻。 ちょうど多分地平線に陽が沈みきったすこし後。 深い青へと傾いてゆくまでに、滲んだような、湿気を帯びた 青に包まれ…

朝のはじまり

物音で目が覚める。夢の深いところで目覚めたからか、気だるい朝。 体が起きない。座っている。 どんな夢だったか、その時間を経た気配だけがはっきりと残っている。 そう、こんな時いつも思うのだが、夢では認識はコトバではないらしい、 ということだ。気…

シェルターにて

目覚めると、しっとり汗ばんだ夏の朝の気配。 シェルターの朝は静かだ。 鳥の声のグラデーションがあるだけ。 今日もうす曇り。グレーの光は、けだるいわが身には やさしく感じるものだ。 窓をあけると、さぁっと吹き込む意外なほどのやわらかい風。 この緑…

肌寒い朝

明け方から響く雉の声。呼応するように遠くに聴こえる鳥達の声。 お天気のせいだろうか、眠っている間も遠くに行きながら 考えつづけていたような目覚め。 ここは緑に囲まれたシェルターのようなところ。 どの窓からも緑を感じ、今日の様子をたしかめること…

哀しいまでの天国のような

外出の合間のちょっとした時間。 スーパースクールの卒業生、寺本さんが主催している フォトグラフィックス・ギャラリー、 PUNCTUM(http://www.punctum.jp/)へ。 今日から、在本彌生さんの写真展がはじまるのだ。 (http://www.punctum.jp/arimoto.html) …

能動的になにもしない

今日はひたすらぼーっとして頭をあまり使わない一日だった。 見たい番組をうつらうつらしながら見て、いつのまにかうたた寝。 どうやら先週今週とハードだったので、静かな疲れが 残っているようだ。 力をいれずに一日をすごし、一週間の間に入ってきたこと…

いいよどむ、のみこんでしまうこと

今日、はっきりと自覚したこと。こう思われるんじゃないか、自分がこの状況で言うべき、と 思う内容は、この状況にそぐわないんじゃないか? 相手のほうがわかっているんではないか、そう考えると このことは言うべきではないのではないだろうか?いいよどむ…

今やっておくべきこと

今週は、来週以降のためにぜひともやっておかねばならない 「準備」があります。 それは、 自分が何を夢見ているかをハッキリさせる 自分はどういうふうになれば一番嬉しいのかを自覚すること・・・ ここのところ毎週見ている週間占いにあった言葉である。 …

ユーモアと美と可愛さと

神坂雪佳展を観にいく。 まったく知らない画人だったのだが、この「金魚玉図」を観て 何者かこの人は、と思い早速脚をはこぶ。 いやぁ、たまげた。 なんなんですか、これは。本当にいまさらながら、琳派、江戸期の美術の到達点の高さに驚くのは もちろん、こ…

方位磁針

庭的なるもの 人−自然・宇宙 執念のようなものの集積=ニヒリズム? 人−自然・宇宙の間 庭 着物 器(縄文式土器) 家(河井寛次郎、ジョージア・オキーフ) そのルーツ 岡本太郎現在の裂け目にもとめると アースダイバー散文なら 矢内原伊作(「ジャコメッテ…

はじまりは

日々刻々とうつり変わり、グラデーションをなす脳内を見わたしてみるために、 ここ数ヶ月の間に手に取った本を眺めている。